[box05 title=”(2018年10月13日追記)”]
7月の豪雨災害から3ヶ月経ちました。
現在も本記事に毎日数十アクセスいただいてありがとうございます。
瀬田川宇治ラインを通行予定の方が来られているのかな?と思ったので追記しておきます。
まず記事本文にも書いておりますが、7月豪雨による通行止めは7月末で解消しています。
ただ、その後の台風などでも一時的に通行止めが起きていました。
あなたがツーリング等で瀬田川宇治ラインを通行予定でしたら、下の2サイトで最新の交通規制を確認しておくことをおすすめします。
京都府の通行止め、規制情報サイト。
エリア選択で「山城北」を選びます。
>>ロードネット滋賀
滋賀県の通行止め、規制情報サイト。
瀬田川宇治ラインは滋賀県と京都府をまたいでいるため、他方の府県の情報は載っていません。
滋賀県の方で通行止めがないのを見て行ったら、京都府側で通行止めだったというのがザラにあります。
7月豪雨の際の通行止めがまさにそれ。
宵待橋の先や天ヶ瀬ダムの通行止めは滋賀県側では一切警告など出ていませんでした。
台風や豪雨後に瀬田川宇治ラインを通るつもりであれば上の2サイトで通行止めがないか確認しておきましょう。
なお、片側通行はどちらのサイトにも載っていない箇所がよくあります。
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やくひです。
7月11日、仕事で滋賀の草津市へ行った帰りに瀬田川~宇治川ライン(滋賀県道・京都府道3号大津南郷宇治線)を通っていたら通行止めが2箇所ありました。
7月上旬に西日本を襲った豪雨災害の爪痕です。
京都府道路情報管理・提供システムや、宇治田原町のサイトを見たら通行止めになっているんですが、滋賀県側からだと通行止めの知らせがなくてその場に行くまでわかりませんでした。
サイクリングやツーリングの人が多いルートなので注意もかねての記事になります。
宇治川ラインの土砂崩れによる通行止めは2018年7月末までに解消されました。
土砂崩れの場所は片側交互通行になっています。
瀬田川・宇治川ラインの通行止め場所
7月11日現在、瀬田川・宇治川ラインで通行止めになっているのは2箇所です。
追)2018年7月30日現在。下図左上、宇治市宇治山王の通行止めは解除されています。通行止めだったところは片側交互通行になっていました。
追)2018年7月30日現在。下図右下、宇治田原町郷之口~高尾の通行止めは解除され、郷之口末山で片側交互通行となっています。
[box03 title=”通行止め箇所”]
左上の通行止め:宇治市宇治山王(宇治川沿い天ヶ瀬ダムの少し川下)
右下の通行止め:宇治田原町郷之口~高尾(宵待橋から宇治田原町側)
[/box03]
滋賀県側から宇治川ラインを通って来たらまず右下の通行止めに突き当たります。
宵待橋からのストリートビュー。
信号のないT字路で左へ行くと宇治田原、右は天ヶ瀬ダム、平等院経由で宇治市街につながっています。
僕は滋賀県への行き来に宇治田原経由でこの道をよく使っています。
そんなわけで、いつもどおり宵待橋まで来て左折しようとしたら土砂崩れのために通行止めになっていました。
ストリートビュー左の木が通行止めの封鎖を遮っていて、交差点ぎりぎりまで来ないと通行止めがわかりません。
手前の曽束大橋か、京滋バイパス南郷IC入り口の交差点あたりで看板を出してくれていればルートを変えられたんですが、ここまで何の注意書きなどもなし。
なお、右折した先にもう一つ通行止めがあることも、この宵待橋付近から天ヶ瀬ダム先の通行止めまで一つの注意書きもありませんでした。
そんなわけで、その先にも通行止めがあることなんていざ知らず、右折して天ヶ瀬ダム方面へ移動。
途中、一箇所片側通行がありましたが、特に路面に問題などはなく天ヶ瀬ダムも通り過ぎていきました。
そしてダム下への分かれ道のところで通行止めが。
わかりにくいですが、写真中央の茶色い部分が土砂崩れです。
引き返せではなく、右側のダム下への道を誘導されます。
そういや昔通ったことがあったような…
迂回路を通って宇治市街へ
土砂崩れでまっすぐ行けないため、ダム下の道を通り宇治川の対岸の道を通りました。
上の画像の矢印のように右上の道を行けば三室戸寺へ、さらに通り過ぎて京滋バイパスの宇治東ICの近くへと抜けることもできます。
ダム下流にかかった白虹橋を渡ります。
普段の川の状況を知らないんですが、放水量は7月5日と比較して3倍近い放水量のようですね。
白虹橋を渡ったすぐ先。
直進は三室戸寺方面、左の道を行くと京阪宇治駅の前に出ることができます。
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] 案内標識があればいいんですけど… [/chat]
今回は左の道を行きました。
たしか道が狭かった記憶があるなぁ…と思ったら、
案の定狭かった…。
ところどころ広いところもあるんですけど、離合も無理そうな幅のところが多く、対向車が来ないことを祈りながら通っていきました。
2kmほどトロトロと進むと京阪宇治駅前に出て迂回路ゴール。
横の道路は京都府道7号京都宇治線。
右に行けば京滋バイパス宇治東ICや京都市伏見区の六地蔵。
左へ行くとJR宇治駅や大久保方面に出られます。
写真を撮りそこねましたが、写真の左の写ってないところに天ヶ瀬ダム方面通行止の看板が置いてありました。
増水中の瀬田川と宇治川
洗堰を全開放流中の瀬田川
最初は記事のメインにしようと思って撮った増水した瀬田川の写真です。
瀬田川洗堰は橋も兼ねていて上は車が行き来しています。
上の写真は信号待ちの停車中に撮った一枚。
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] 洗堰はびわ湖毎日マラソンのコースにもなってますね [/chat]
ちょっと川下から見えた洗堰をパシャリ。
堰が全開になってるので足の間から向こう側が見えてます。
手前では木が水没しちゃってますね。
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] 一応川岸に近づかないようにして撮ってます [/chat]
前の写真より川下、立木観音の少し手前で撮った瀬田川の様子。
このあたりは普段から流れの早いところですが、水かさが増して完全な激流になってました。
動画も撮ってみました。
さらにちょっと川下。
立木観音の駐車場からの一枚。
白虹橋から見た宇治川と天ヶ瀬ダム
天ヶ瀬ダムの下にある白虹橋から。
白虹橋の先を左に入ったところに車を停められたので短い動画と写真を何枚か撮りました。
激しい流れと轟音で迫力がありました。
落ちたら怖いので端に寄らなかったり欄干を握って撮影。
白虹橋から川下を見たところ
ダム側の川面を覗いてみたところ、水鳥(鵜?)が激流の中を何度も潜水と浮上を繰り返してました。
写真右の黒い点がそれ。
調べたら毎秒800立方メートル以上放流されている状態でした。
7月8日の昼以降ずっとこの状態みたいですが、ちょっとずつ放流量は減っています。
天ヶ瀬ダムの放流量はこちら
>>国土交通省 川の防災情報(天ヶ瀬ダム)
過去一週間の貯水位、全流入量、全放流量を確認することもできますよ。
瀬田川洗堰の放流状況
瀬田川の洗堰は7月8日から7月19日にかけて全開放流となっていました。
■瀬田川洗堰の放流量が変更されました。
【変更前】ドン付け㎥/s ⇒ 【変更後】全開放流㎥/shttps://t.co/fdrfMfTHw3
(琵琶湖河川事務所ホームページ)#瀬田川洗堰 #現在の洗堰放流量 #放流量 #琵琶湖水位 pic.twitter.com/xLAemlPzxt— ウォーターステーション琵琶流域連携支援室 (@WS_Biwa) 2018年7月8日
平成30年7月9日6時の琵琶湖水位74cm.現在の洗堰放流量 【全開m³/s】
■現在、瀬田川洗堰は全開放流を継続中です。水位は高く、流速も非常に速いので水際は大変危険です。近づかないようにしてください。#瀬田川洗堰 #全開放流 pic.twitter.com/ZyXvFAjIcl
— ウォーターステーション琵琶流域連携支援室 (@WS_Biwa) 2018年7月8日
現在の瀬田川洗堰周辺の様子です(7/9午後)。天候は回復していますが洗堰が全開放流中のため水際は大変危険です。水辺には近づかないようお願いいたします。#瀬田川洗堰 #琵琶湖水位 #琵琶湖淀川水系 pic.twitter.com/Ohxc4cCIfv
— ウォーターステーション琵琶流域連携支援室 (@WS_Biwa) 2018年7月9日
平成30年7月11日6時の琵琶湖水位60cm.現在の洗堰放流量 【全開m³/s】
■引き続き、瀬田川洗堰は全開放流を継続中です。まだ琵琶湖・瀬田川の水位は高く、流速も非常に速いので水際は大変危険です。近づかないようにしてください。#瀬田川洗堰 #全開放流 pic.twitter.com/mdu0zL1HOF
— ウォーターステーション琵琶流域連携支援室 (@WS_Biwa) 2018年7月11日
平成30年7月12日6時の琵琶湖水位52cm.現在の洗堰放流量【全開m³/s】
■引き続き、瀬田川洗堰は全開放流を継続中です。今朝6時の琵琶湖水位52cmでした。まだ琵琶湖・瀬田川の水位は高く、流速も非常に速いので水際は大変危険です。近づかないようにしてください。#瀬田川洗堰 #全開放流 pic.twitter.com/43z5C2wNN7
— ウォーターステーション琵琶流域連携支援室 (@WS_Biwa) 2018年7月12日
平成30年07月13日6時の琵琶湖水位43cm.現在の洗堰放流量【全開㎥/s】
■本日も瀬田川洗堰は全開放流を継続中です。まだ琵琶湖・瀬田川の水位は高く、流速も非常に速いので水際は大変危険です。近づかないようにしてください⚠ #瀬田川洗堰 #全開放流 pic.twitter.com/WdAZ4dpCrB
— ウォーターステーション琵琶流域連携支援室 (@WS_Biwa) 2018年7月12日
■瀬田川洗堰の放流量が変更されました!
【変更前】全開㎥/s ⇒ 【変更後】150㎥/shttps://t.co/fdrfMfTHw3
(琵琶湖河川事務所ホームページ)#瀬田川洗堰 #現在の洗堰放流量 #放流量 #琵琶湖水位— ウォーターステーション琵琶流域連携支援室 (@WS_Biwa) 2018年7月19日
■瀬田川洗堰の放流量が変更されました。
【変更前】150㎥/s ⇒ 【変更後】30㎥/shttps://t.co/fdrfMfTHw3 …
(琵琶湖河川事務所ホームページ)#瀬田川洗堰 #現在の洗堰放流量 #放流量 #琵琶湖水位 pic.twitter.com/RbQcd0wVTY— ウォーターステーション琵琶流域連携支援室 (@WS_Biwa) 2018年7月20日
■瀬田川洗堰の放流量が変更されました。
【変更前】30㎥/s ⇒ 【変更後】20㎥/shttps://t.co/fdrfMfTHw3 … …
(琵琶湖河川事務所ホームページ)#瀬田川洗堰 #現在の洗堰放流量 #放流量 #琵琶湖水位— ウォーターステーション琵琶流域連携支援室 (@WS_Biwa) 2018年7月23日
ウォーターステーション琵琶さんのツイート。
豪雨以降はまとまった雨もなかったため、日がたつにつれて放水量も減っていきました。
洗堰全開放流の増水時と30㎥/sの瀬田川水位の差
瀬田川洗堰から少し川下。
若干撮影位置が違いますが、どれだけ増水していたかはよくわかるかと。
立木観音の駐車場から撮った写真。
平時から「ここまで水位が上がるだろうな」と予想できてた岩場部分がしっかり水没していたことがわかります。
まとめ
最初は仕事帰りに通ったついでに、瀬田川洗堰~立木観音辺りまでの川の状態を写真記事にしようかと思ってただけでした。
そしたら思わぬところで通行止めがあったため、そちらメインの記事へと変わってしまいました。
今回の通行止めについて、宇治、宇治田原方面から移動してくる場合は道中のはじめに通行止めがあるので、ルート変更は容易です。
ところが僕のように滋賀県側から移動してきた場合、手前に通行止めの案内が一つもありません。
理由としては通行止めが滋賀県ではなくて京都府であること、2つの通行止めがそれぞれ宇治田原町と宇治市で異なっているからかもしれません。
もう少し通行人に優しい対応してほしいところです。
この通行止めのため、宇治瀬田川ラインから宇治田原や京田辺・枚方方面に抜ける場合は、立木観音先の信号から大石経由、もしくは南郷IC前の交差点から宇治田原方面に行く必要があります。
宵待橋まで来てしまうと最短の迂回でも6kmくらい余計にかかってしまうのでサイクリングだと大変ですね。
天ヶ瀬ダム側の通行止めは始めは「どうしよう?」と思いますが、僕が通った対岸の道や三室戸寺経由の道それぞれ1~2km程度の迂回ですみます。
三室戸寺経由はちょっとした峠道で、キツめの坂道が複数あるので自転車だとちょっとしんどいかもです。
今のところ、この通行止めがいつ復旧するかわかりません。
サイクリングなどで大津南郷宇治線を通る予定であれば、通行止め情報を調べておきましょう。
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