パソコンのキーボードを掃除する時、キートップ(PCキーボードのキーのこと)がなかなか外せなくて困ってませんか?
汚れたキーボードをいざ掃除しようとして、まず最初に行き詰まるのがキートップの外し方です。
いつもポンポンと軽く打ってるキーボードですけど、外そうとしたら途端に厄介なものになってしまいます。
指でつまんで外そうとしても、キートップが少し先細りしてる上に、並んで配置されてるので力が入らなくて難しい。
マイナスドライバーを隙間に入れてテコの原理で外すのは壊れそうでちょっと怖い。
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] キーボードによっては入る隙間もなかったり [/chat]
この記事ではキートップ(PCキーボードのキーのこと)を専用の引き抜き工具による簡単な外し方を書いています。
現在メインで使っているキーボード「Realforce」のクリーニングでも使いました。
キートップ引き抜き工具
僕が購入したキートップの引き抜き工具はFILCO Keypuller(以下、キープラー)。
同様の工具は他社からも販売されていますが、名前はそれぞれちょっと違います。
>>FILCO Keypuller キーボードメンテナンス用キーキャップ引き抜き工具 ブラック FKP01
>>ARCHISS キートップ引き抜き工具 Ergo Grip Keycap Remover AS-KREGP01
固有の名前をつけずにただキートップ引抜工具としているところもありますね。
どれを買っても基本的なキートップの引き抜き方は同じです。
価格もだいたい500円前後なので、どれにするかはお好みで大丈夫です。
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] 僕はヨドバシでFILCOとARCHISSを比べてFILCOのKeypullerにしました [/chat]
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] 決め手は正直『FILCOのが好みかなぁ』くらいです [/chat]
プラスチック製の引抜工具もありますが、キートップを引っ掛けるツメの破損が怖いのでオススメしません。
FILCO Keypuller(キープラー)を使ったキートップの外し方
キープラーを使ったキートップの外し方はとてもシンプルで簡単です。
[box03 title=”キープラーの使い方”]
- キープラーをキーとキーの隙間に差し込む
- キープラーをキートップに引っ掛ける
- 引っこ抜く
[/box03]
これだけです。
しかし、ここで注意点。
キートップの下に針金(金属バー)があるものは最後にするか、取らずにおきましょう。
どうしてかは後述。
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] 僕はこれをよく見ず引き抜いて失敗しました… [/chat]
キープラーをキーとキーの隙間に差し込む
キープラーの金具を開きに合わせてキートップの角に当てます。
角は上下左右どこでもあなたが当てやすいところで構いません。
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] 上の写真は僕が左利きなので左の角から当ててます [/chat]
キートップの角に当てるとキープラーがスッと奥に差し込めます。
キープラーをキートップに引っ掛ける
キートップに差し込んだキープラーをちょっとヒネるようにすると、写真のように角に引っかかるようになります。
キートップを引っこ抜く
あとはキートップに引っ掛けたキープラーを上に引っこ抜くだけです。
汚い画像ですいません。
2,3個外せば加減がわかるのでサクサク外していけます。
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] 全部外すのに10分もかかりません [/chat]
失敗例.外す前にキートップの下を確認しよう
今回キートップを外したキーボードはエレコムの薄型キーボード(TK-UP09FWH、販売終了)です。
このキーボードにはエンターやスペース、Shiftキーなどの細長いキーの下に針金がついていました。
これはまだマシなものですが、針金を挟んでいる部分の一番下が若干開いてるのが分かるでしょうか。
こちらは完全に破損してました。
針金の役目
針金の役目は細長いキーを押した時の力を均等に分けるためのようです。
針金無しでキートップを戻してみたところ、細長いキーの端が引っかかる感じでスムーズに押せませんでした。
針金があると、細長いキーの端っこでも、真ん中と同じように軽い力で押すことができます。
「針金破損=キーボードが使えなくなる」ではありませんが、壊さないに越したことはありません。
針金付きのキートップは戻すときも注意
針金のついたキートップは針金の端をキーボードのツメに引っ掛けて戻さないといけません。
これが非常に難しいです。
針金をツメに引っ掛けながらキートップを戻そうとすると、なかなか穴に収まりません。
結果、このキーボードではエンターとスペースキー以外のキートップは針金を挟む部分を壊してしまいました(泣)。
対処法:針金付きのキートップは外さない
これが一番無難かと思います。
今回のエレコムのキーボードでは、エンターと左シフト、スペース、テンキーの「+」「0」「エンター」の6つのキーに針金がついていました。
それ以外のキートップを外してしまえば、6個くらいのキートップがついたままでも大体の掃除は可能です。
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] 残したキーの下に針金が付いてると思ってください [/chat]
残ったキーやその下の汚れも、外したキートップで空いたスペースから綿棒などを入れればある程度掃除できます。
最悪、針金なしでも機能に問題はありません。
上の項で少し触れましたが、針金を外してキートップを戻しても、キーボードの文字入力そのものに問題はありません。
ただ、Shiftやスペース、テンキーの押し方によっては押しにくい引っ掛かりを感じることになり、使いにくさを感じる可能性が高いです。
まとめ
引抜工具によるキートップの外し方でした。
キープラーなどの引抜工具を使うと、指とかドライバーでキートップを外すなんて考えられないほど簡単に引き抜くことができます。
そのため、何も考えずにやっちゃうと、僕のように部品を壊してしまうことにもなりかねません。
[chat face=”danbo_r01.jpg” name=”やくひ” align=”left” border=”yellow” bg=”yellow”] 今回のはもう使ってないキーボードだったから助かりましたけど… [/chat]
高いキーボードでやっちゃうと最悪です。
使ってるキーボードのキートップ下をよく確認して作業しましょう。
はじめての場合は文字キーから一個一個外していくといいですよ。