やくひです。
この記事をご覧いただいているということは、あなたは左利きでボールペンを使うのに苦労してるってことですね。
ボールペンで字を書くと線がかすれたり、インクが出なくなったり…。
それでもボールペンを使う必要があって、左利きで使いやすいボールペンを探すのに苦労してる。
そんなところでしょうか。
私もかれこれ30年ちょっと左利きとしてずっと生活している人間です。
習字の筆書き以外すべて左利き。
昔はあなたと同じようにボールペンが使いにくくて仕方ありませんでした。
しかしふと気づけば、もう10年以上ボールペンが使いにくいとは感じなくなっていました。
一つわかりやすい理由は、ボールペンが進化したから。
2006年に三菱鉛筆のジェットストリームが登場したあたりから、各社のボールペンも大きく進化して書きやすくなったように感じます。
そして現在、「もうボールペンで不便を感じてる左利きの人なんていないでしょ(笑)」
と
調べてみたら今でも結構いらっしゃるようで…(汗)。
なんで?
と思い自分の使い方を振り返ってみたら、「これかなぁ?」というポイントが思い浮かびました。
この記事では私がボールペンで書くことに不便を感じなくなった使い方のコツをお伝えします。
コツを抑えたら左手書きだろうと、どんなボールペンを使っても、普通に書けるようになると思いますよ。[jin-img-shadow]
左利きがボールペンで不便を感じる理由
まずは左利きの人がボールペンを使うと描線がかすれてしまったり、インクが出なくなったりする理由を説明しておきますね。
その理由は左利きのペンの持ち方と文字、文章の関係にあります。
日本語の漢字やひらがな、カタカナ、英語のアルファベット、どの文字もほとんどが左から右にかけて線を引いて書くようになっています。
ちょっと手元で自分の名前や住所を書いてみましょう。
書き順が左から右、左上から右下といった感じで書きませんでしたか?
加えて横文字の文章も左から右へ書いていきます。
こんなふうに。
つまり
左利きはペン先を押して書く
これが、左利きの人の使うボールペンがかすれたり、インクが詰まる大きな理由です。
ボールペンはペン先のボールが押されて転がることでインクが流れ出てきます。
右利きの人はペンを引いて文字を書くのでボールの転がりを邪魔しません。
反対に左利きの人は倒したペン先を押し込むように書くことになります。
となれば、ボールをペンの奥に押し込むことにもなってしまってインクの出が悪くなって詰まったりしてしまいます。
同様に押し込んだボールが上手く転がらず、線がかすれてしまうことにも。
左利きが不便を感じないでボールペンを使うためにはこのことを解消しないといけません。
それをうまく解消するコツを次からお伝えしますね。
左利きのためのボールペンを使うコツ
難しいものは何もありません。
たった2つのコツです。
ボールペンを立たせて持つ
左利きがボールペンでうまく字がかけない理由の一つにペンの傾きがあります。
倒しすぎると字を書く感触自体がガリガリとして、ペンが引っかかってしまいます。
あなたの持ち方で左から右へ線を引いてみましょう。
引っ掛かりを感じるなら矯正したほうがいいです。
スムーズに線が引ける傾きまでペンを立ててください。
あとはその傾きで字が書けるようにボールペンの持ち方を直せばOK。
そんなん面倒いわ!という方は
他のボールペンを試してみるのもアリ。
手持ちのボールペン3種(ジェットストリーム、アクロボール、.eボール)で試してみたところ、.eボールが一番横倒し気味でも書けました。
筆圧を抑える
私がボールペンを使いにくく感じていたときと現在の一番の違いが筆圧です。
昔は筆圧が強い方でしたが現在は弱いほう。
字を早く書くために意識的に筆圧を弱くしたのが結果的にボールペン使いにも良かったようです。
筆圧強く押し込むことでインクが詰まったりしてしまうので、それを抑えれば詰まらないという話。
それに現在のボールペンは昔より進化しているので意識的に押し込まなくても十分インクが出ます。
ペン先を紙面に当てて滑らせるだけで十分です。
コツまとめ
[box03 title=”左利きのためのボールペンを使うコツ”]
- ボールペンを立たせて持つ
- 筆圧を抑える
[/box03]
コツはこれだけ!
左利きのあなた、これだけで一気にボールペン使いやすくなると思いますよ。
左利きにおすすめのボールペン
ぺんてる .e-ball(ドットイー)
書き味もインクの濃さも昔ながらのボールペンといった感じ。
ただし、左利きの倒し気味な押し書きでも、筆圧強くてもしっかり書けるのが強み。
うまくコツが使えないって方にオススメ。
左利き関係ない話ですが、8年越しで使ってて経年によるインク詰まりや、かすれたりしたことがまったくありません。
予備のボールペンとして置いてて、1,2ヶ月に1回ちょっと使うだけなんですが、長く保ってくれてます。
三菱鉛筆 ジェットストリーム
筆圧が高く寝かせて持つ左利きには不向きですが、本記事のコツでボールペンを自由に使えるようになれば超オススメ。
軽い書き味でスルスルと文字が書けます。
発売当初からよく使ってて、たまに他へ浮気しても結局ジェットストリームへ戻ってきます。
現在はラバークリップが嫌でSTAEDTLERのアバンギャルドにジェットストリームの替芯を入れて使ってます。
左利きにはおすすめできないボールペン
PILOT アクロボール
滑らかさを売りにしているPILOTのボールペンですが、左利きにはおすすめできません。
理由は、書き出しと、ちょっと力が入ったときに引っかかること。
常に引っかかるわけではないんですが、不規則に感じる引っかかりが少しずつストレスになってくるのでオススメできないです。
「押して書く」左利き限定の話なので右利きの方は全く問題ないと思いますよ。
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