ある日、要らなくなった本をダンボール箱いっぱいに詰め込んで某中古本チェーンへ本を売りに行きました。
お店へ着いてから車から重いダンボール箱を出し、店内のカウンターへ持ち込み終わったところで急に背中が痛みだしました。
一瞬、ぎっくり腰かと思ったんですが、伝え聞いた立てなくなるほどの酷い痛みではなく、痛む場所も腰というよりは少し上の背中辺りでした。
本の売却のほか所用を済ませて帰宅したのですが、痛みは引かず酷くなるばかり…。
そこで検索して出てきたのが、ぎっくり腰ならぬぎっくり背中でした。
ぎっくり背中とは
簡単にいうと、その発生がぎっくり腰と似ていることから急な背中の痛みをぎっくり背中と呼んでいるということでう。
急激な背中の痛みを総称してぎっくり背中と言ってるため、正式に定められた名称ではありません。
ただ、ぎっくり腰と似ているという通りある時突然、痛みが襲ってきます。
私がぎっくり背中になったのはダンボール箱一杯に詰めた本をブックオフへ売りに行ったとき。
この場合は「重たい荷物を持ち運んだとき」と「いつ、どこで」がはっきりしていますが、「朝起きたらいきなり痛くなっていた」というケースもあります。
ぎっくり背中が起きる理由、要因
重い荷物の持ち運び
私がぎっくり背中になった要因ですね。
重さが20kg前後の本が詰まったダンボール箱を車から出す際、身体がかなり前かがみになっていてぎっくり腰にならないように願っていたくらいです。
結果、腰ではなく背中に来ました…(涙)
とまあ、無理な体勢で重い荷物を持つことで強い負荷がかかって背中を痛めてしまいます。
スポーツ
運動不足な身体で激しい運動したときもギックリ背中になる危険性があります。
とくにゴルフや野球、テニスなど腕を振って体を強くひねるような運動は要注意。
くしゃみや咳
防ぐことが難しいくしゃみや咳。
これも思いのほか強く背中に負荷がかかります。
ぎっくり背中で苦しんでいる最中も、くしゃみで背中が激痛が…無き。
普段は感じないくしゃみの負荷の強さを実感しました。
ぎっくり背中は背中で何が起きているの?
ぎっくり背中の時、背中で起こっていることは、背中の筋肉の筋繊維や筋膜の微細な断裂です。
簡単にいうと背中で軽度の肉離れが背中で起こっているのです。
ぎっくり背中の対処法
可能なら医者へ行くのが一番ですが、すぐに行けないこともお多いですよね。
そんなときの対処の仕方です。
患部を冷やす
氷嚢や水枕、水で濡らして絞ったタオル、保冷剤、なんでもいいのでお手元であるもので患部を冷やしましょう。
ぎっくり背中では患部が急激な炎症を起こしています。
その熱を抑えるためにもまずは冷やすのが肝心です。
冷えピタ系のジェルシートは貼った箇所の熱は奪ってくれますが、冷やしてはくれないので注意。
湿布(テープ剤)
鎮痛消炎効果のある湿布を貼ります。
私も痛み止めと冷やすのを兼ねて冷感の湿布を買ってきて患部に貼りました。
ただ、後で調べて知りましたが、湿布の冷感はアイシングには関係ないみたい…。
安静にする
患部が背中だと日常のふとした所作で干渉して痛みが襲ってきます。
私もぎっくり背中になった初日は何気ない動作で痛みが襲い、一瞬呼吸ができなくなることが何度となくありました。
痛みが抑えられる姿勢で安静にしておきましょう。
私の場合はただ横になるのも患部を押さえて辛かったので、背中に水枕を当てるように置いて椅子に座ってました。
湿布を貼って患部を冷やしつつ楽な姿勢で安静に
ここまで3つのうちどれかではなく、全部でぎっくり背中に対処しましょう。
病院に行くなら何科?
ぎっくり背中の理由が背中の肉離れなら、安静にしていれば徐々に痛みも引いてきます。
そうならず、数日~一週間くらい経っても痛みが引かないなら違う病気を疑って病院に行ったほうがいいです。
受診するのは整形外科。
近くにあるのが接骨院や整体院ならそちらでもいいでしょう。
私の症状が治まるまで
私のギックリ背中が治まるまでの流れを書いておきます。
1日目 | 重いダンボール箱を持ち運んだ際にギックリ背中発症。 湿布を貼って横になって安静にしていた。 |
2日目 | 痛み継続。 病院に行くか迷ったが日常生活自体は可能なのでもう一日様子見。 湿布を貼り、家にいるときは横になるか、背中に氷枕を当てるようにして椅子に座ってました。 |
3日目 | 痛みが小さくなる。 病院は見送って、湿布の貼替えのみ。 |
4~6日目 | 徐々に痛みが小さくなっていきました。 |
7日目 | 完治 |
2日目の夕方くらいは翌日に病院行くつもりになるくらいの痛みがあったんですが、そこから一晩寝たらはっきりわかるレベルで痛みが小さくなりました。
結局病院は行かず、患部に湿布を貼って日にち薬で良くなっていきました。
病院に行くべきかどうか
痛みの度合いで検討しましょう。
痛みで日常生活に支障が出るレベルであれば早めに病院へ行きましょう。
私のようにめちゃくちゃ痛いけど日常生活自体はできるのであれば、2・3日様子を見てみたらいいと思います。
数日様子を見ても痛みが弱くならならいようなら、やっぱり病院で見てもらったほうがいいと思います。
ギックリ背中を繰り返さないために
運動しましょう(汗)
とはいえ無理に運動をすると、それがギックリ背中の原因になりかねません。
自分の体をよく考えてゆっくり無理のない程度に(笑)