最近、プチ断捨離な感じで、ほとんど使っていないものや本を処分しています。
先日は駿河屋で本を買い取りしてもらい、今日はブックオフで本を売ってきました。
ブックオフに持っていったのは駿河屋の0円査定だった本ばかりだったんですが、130冊で2000円位になってくれました。数百円でも十分という気持ちで持っていったので十分すぎる買取価格でした。
「メルカリで売ったほうが高くない?…情弱?」とか思う人もいるかもしれませんが、それは場合によります。
今回は、メルカリやマケプレ、ヤフオクだとなかなか売れなさそうな本やCD、揃ってないコミックスを処分してしまいたかったのでリサイクルショップでの買取を選択しました。
現代は中古品を売る手段がたくさん
昔と違い、今は手持ちの品を手軽に売って現金に替える手段がたくさんあります。リサイクルショップ、ヤフオク、メルカリなどなど、「すぐに売りたい」「高く売りたい」といったあなたの都合に応じて売る手段を選択できます。
今回は中古品売却に使う各媒体のメリットとデメリットを売る側の視点でまとめてみました。
フリマアプリ(メルカリ)
現在、利用者増加中のフリマアプリ。個人の中古品の売り方を一気に変えてきてますね。フリマアプリの代名詞とも言えるメルカリを始め、フリル、ラクマなどがあります。
私が使ったことあるのはメルカリだけなんで、メルカリを使って感じたメリットとデメリットです。
特徴
一言で言えばフリーマーケットをスマホアプリで可能にしたもの。
スマホに最適化されているので出品から売れた後の購入者とのやり取りなど、全てスマホで可能です。
ものすごい勢いで普及しており、ヤフオクも『フリマ出品』といった機能を追加して対抗するくらい。
メルカリのメリット
中古品が高く売れる
欲しい人との直接売買なので中古品の相場価格で売れます。
手数料や送料、梱包料を差し引いてもリサイクルショップの買取価格よりも高い金額になります。
売れてからの手続きが簡単
商品が売れると、アプリがやることを教えてくれます。
発送にらくらくメルカリ便を使えば宛名を書く手間も省けて匿名で発送可能。配送料も売上金から差し引かれます。
自分がすることは商品写真を取って、説明を書いて出品、売れたら梱包して発送するだけです。
メルカリのデメリット
値引き交渉を持ちかけられる
リアルのフリマからの慣習でしょうか。値引き文化が根づいているので高確率で値引きを持ちかけられます。
応じるかどうかは自由ですが、そもそもそれに対応するのがめんどくさくて個人的には嫌ですね…(汗)
出金に時間がかかる
商品の売上代金はメルカリ内に計上されます。
現金化するには振込申請が必要ですがスケジュールが決められているため、申請のタイミングによって最短4日、最長10日程度かかります。
さらに振込金額が1万円未満の場合、手数料210円が引かれます。
売れないものほど手間がかかる
メルカリは新しく出品された商品が上位に表示されて、古い出品物はどんどん後ろに下げられていきます。
なかなか売れない商品は、時間が経つほど買いたい人の目に触れることすらなくなっていきます。
そのため、売れない商品は一度削除して再出品しないといけません。
これが非常に面倒くさい…
アマゾンマーケットプレイス
ご存知ネット通販最大手のアマゾン。
そのアマゾンを通じて手持ちの商品を出品、販売できるのがアマゾンマーケットプレイス(以下、マケプレ)です。業者だけではなく個人でも出品することができます。
2017年春頃の詐欺騒ぎで一躍有名なってしまいました。
特徴
前述の通り、業者個人問わず出品できます。
自身の出品ページから商品を買ってもらうのではなく、アマゾンの各商品ページからどの出品者の商品を買うか選んでもらうスタイルとなっています。
リアル店舗で例えると、イオンモールなどのように店内に自社販売店と各テナントが混在してるのが楽天。
個別のテナントスペースがなく、棚に出品者の異なる同じ商品が並んでいるのがアマゾンです。
アマゾンマーケットプレイスのメリット
高く売れる
メルカリと同じく、自分で売るので中古相場の価格で売れます。
購入者とのやり取りがほぼない
マケプレだと出品後は基本的に売れるのを待つだけで、売れたら購入者へ発送するだけ。購入者とのやり取りは商品に不備があった時のクレームくらいです(汗)。それ以外だと購入を検討してる人から、商品情報についての問い合わせが1%くらいの頻度でくる程度。
アマゾンマーケットプレイスのデメリット
価格変動が大きい
出品価格は自由ですが、俺様価格で高い価格にしても売れないので、マケプレの最低価格に合わせたほうが早く売れます。ただ、出品者同士の値下げ競争が起きることも多く、一週間前1000円だった最低価格が今日は500円になってた!なんてこともザラにあります。
自由に出金できない
銀行口座への振込スケジュールが14日周期と決まっていて、口座へ振り込まれるのは手続きがされてから6-10営業日後になります。
ヤフオク(Yahooオークション)
日本を代表するネットオークションサイト。
フリマアプリの台頭で押され気味。
ヤフオクのメリット
オークション形式で出品したら思わぬ高値で売れることも
欲しい人が複数いてくれた場合、値上げ競争で予想以上の金額で売れることがあります。
まあ、開始価格次第でその逆も然りですが…。
現金化が早い
購入者の支払い方法を複数用意できます。
そのため、自分の銀行口座へ直接振り込んでもらうようにすれば落札から入金までが早いです。
かんたん決済でも入金から2,3日で口座へ振り込まれます。
メルカリ、マケプレで出品できないものが出品できる
同人誌や成年向けコミックなど。
メルカリは成人向けカテゴリ完全不可。
アマゾンは自身も売ってるので基本は可能です。
ただ、成年向けコミックなどの書籍類は、ある日突然商品ページごと削除されて販売できなくなることがあります。
稀に一般コミックでも取り扱われなくものがあるので注意。
無邪気の楽園、女子小学生はじめました P!など
検索してみるとどういった作品が消されやすいかわかりますよ
そういったほかで売れない中古品はヤフオクで出品して売れます。
ヤフオクのデメリット
出品期間が決まっている
従来のオークション出品で2-7日、フリマ出品だと7日間で固定されてます。オークション出品では3回まで自動再出品を設定できますが、それでも売れなかったら出品終了となり、手動で再出品する必要があります。メルカリに比べると再出品の手間は少ないですが、面倒なことには代わりありません…。
リサイクルショップ
ブックオフ、ハードオフ、セカンドストリートなどなど、本から家電、衣服に雑貨、それぞれ得意とした分野を持ったリサイクルショップが存在します。
特徴
店舗に商品を持って行って買い取ってもらったら、即日即金になる。全国展開しているチェーン店から、地域に根差したショップまで多種多様。
リサイクルショップのメリット
大量の商品をまとめて処分できる
メルカリもマケプレ、ヤフオクも大量の商品があっても一個一個出品して、売れたら一個一個の発送作業が必要です。売れるタイミングも違うので100の商品があったとして、全部が売れるのはいつになるかわかりません。リサイクルショップの買い取りなら、箱に詰めて持っていけば、その場で全て売ることができます。
売ってすぐに現金になる
査定金額に承諾すれば、買取成立で現金化できます。
リサイクルショップのデメリット
買取価格が安い
リサイクルショップで買取を頼む場合の唯一にして最大のデメリット。リサイクルショップの買取価格がメルカリ、マケプレ、ヤフオクでの売却価格を上回ることはまずありません。リサイクルショップもだいたい中古相場価格で中古商品を販売します。つまり相場価格で売って利益が出る価格じゃないと買取りません。すぐに売れそうなものなら薄利多売で高い買取価格を出してくれる場合もありますが、時間がかかりそうなものはそれだけ安くなります。
中古品を売るのに使いやすいのはどこ?
急がないならメルカリとヤフオクが良い
あなたがまだ自分で中古品を売ったことがないのであれば、始めはメルカリかヤフオクがオススメ。
どちらか一方だけという縛りはないので、可能なら同時にアカウントを作ればいいでしょう。
長い目で見るとアマゾンマーケットプレイスもいいんですが、最近使い勝手が悪くなっているので初心者にはすすめられません。
業者のみにして個人の中古販売は排除したいんじゃないかと思うくらい。
フリマアプリやヤフオクのほうが初心者に優しいです。
ヤフオクとメルカリ、どちらでも売れるようにしておいて、高く売れそうなほうで売ればOKです。
急ぐならリサイクルショップで
転勤や結婚による引っ越しなどで「○○日までに処分しないといけない」という場合がありますよね。
そういうときはリサイクルショップが確実です。
フリマアプリやヤクオクに比べると雀の涙程度のお金にしかならないかもしれませんが、不用品の処分に余計な費用をかけずにすみます。
まとめ
今は個人でも所持品を売って処分する方法がたくさんあります。それぞれに一長一短があるため、単純に高く売れるからこの方法一択!とはなりません。
時間がかかっても高く売りたいならメルカリ、マケプレ、ヤフオクでしょう。対極で、安くてもすぐに売ってしまいたいならリサイクルショップという選択肢が出てきます。
先にメルカリ等で出品して、売れ残ったものをリサイクルショップで処分したり、合わせて利用するのが賢い使い方かと思います。